名古屋まで1時間強「座って通勤」 岐阜の鉄道空白地帯に直通高速バス 東海環状道で
運行距離約57km。案外近いんです「大野町」!
名阪近鉄バスが運行
名神ハイウェイバスや岐阜県大垣市などの路線バスを運行する名阪近鉄バス(本社:名古屋市)が2021年6月17日(木)、高速バス新路線「にしみのライナー」の運行計画について発表しました。運行開始は7月17日(土)の予定です。
岐阜県大野町「パレットピアおおの」に発着し、大垣市(名神大垣)、安八町(安八スマートIC)を経由して名古屋駅までを結びます。運行距離は約57km、パレットピアおおの~名古屋駅間の所要時間は1時間10分、運賃は1150円です。
本数は毎日7.5往復。トイレや車内Wi-Fi、スマートフォン充電用コンセントまたはUSBハブを備えた高速バスタイプの車両で運行されます。名阪近鉄バスは「『座って名古屋へ通勤通学』という新たな通勤・通学スタイルを提案します」としており、通勤や通学のウィークデーパス(定期券)も設定します。
パレットピアおおのは東海環状道の大野神戸(ごうど)ICに、名神大垣と安八はそれぞれ名神高速の大垣ICと安八スマートICに近く、いずれも高速バス利用者の無料駐車場を備えます。名古屋駅は、新幹線口のJRハイウェイバスのりばに発着します。
ちなみに、大野町や安八町は、町内に鉄道が通っていません(大野町には2001年まで名鉄谷汲線があった)。岐阜県では6月にも、東海環状道沿線の山県市にバスターミナルが開業し、名古屋への直通高速バスが土休日のみ乗り入れを開始するなど、鉄道空白地帯に相次いで高速バスが誕生しています。
【了】
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