「名護東道路」7月31日全通 市内渋滞緩和へ 古宇利島や美ら海水族館へもスムーズに

今帰仁城跡など北回りのルートが時間短縮になります。

沖縄自動車道を出てすぐの場所に直結

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名護東道路の開通で名護周辺へのアクセスが便利に(画像:沖縄総合事務局)。

 沖縄総合事務局は2021年6月30日(水)、名護市の市街地東側をバイパスする自動車専用道路「名護東道路」の伊佐川IC~数久田IC間が7月31日(土)に全通すると発表しました。

 今回開通するのは世冨慶(よふけ)IC~数久田IC間の約2.6km。沖縄自動車道の北端である許田(きょだ)ICからほど近い国道58号に直接接続することで、従来よりアクセスが便利になります。

 名護東道路の全通により、美ら海水族館や今帰仁城跡、古宇利島など本部半島北部・西部を目的地とする車は、名護市の市街地を通過する必要がなくなります。これまで世冨慶交差点を中心に観光シーズンは市内の交通渋滞が激しくなっていましたが、交通流の分散により混雑緩和が期待できます。

 沖縄自動車道の許田ICから主要観光地への所要時間は短縮され、今帰仁城跡までが45分から34分に、大宜味村の道の駅おおぎみへは39分から28分になります。

 なお、今回の開通にあわせ、許田ICと数久田ICの間にある「道の駅許田」もリニューアル。駐車場が拡張され、164台から約270台が駐車可能となるほか、展望テラスが整備されます。また、上下線側の敷地が上空通路で結ばれるのに伴い、既存の信号機は廃止され、許田ICから伊佐川ICまでノンストップで走行できるようになります。

【了】

【「名護東道路」の開通ルート】

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