JR東日本の209系電車 「桃太郎」のけん引で蘇我駅に現る 機関車を交換して伊豆急行へ
新たな旅立ちです。
209系初の他社譲渡
総武本線の千葉以東や外房線、内房線などで使われるJR東日本幕張車両センター所属の209系電車ですが、そのうちの1編成(6両)が2021年7月6日(火)の午前7時30分ごろ、JR貨物のEF210形電気機関車「ECO-POWER 桃太郎」にけん引されて蘇我駅(千葉市中央区)に現れました。
蘇我駅に到着した209系は2100番台の「C609編成」。車体側面に貼られた車票には着駅が「伊東」と記載されていることから、この209系は伊豆急行に譲渡となります。209系が他社に譲渡となるのは今回が初めてです。
JR東日本は2021年3月13日(土)のダイヤ改正から房総・鹿島エリアに新型車両E131系電車の運行を開始。これにより幕張車両センターの209系に余剰が発生し、2100番台の6両編成は一部は4両編成に短縮となっているほか、6両編成自体にも廃車が発生しています。
幕張車両センターからけん引してきたEF210形電気機関車は蘇我駅で切り離し、209系の反対(千葉)側にJR貨物のEF65形電気機関車2088号機を連結。蘇我駅からはEF65形のけん引で午前9時44分過ぎに蘇我駅を出発して伊東駅へと向かっています。
【了】
ATS-Pはついているし一部はセミクロスシートだしWCまである。内装はもう少し明るくてもいいけど、これで伊東線の運転士はT型ワンハンドルからおさらばできるかもしれませんね?8000系に2両編成があったころ早朝に空転することがあったと言われていますが、その心配も少なそうです。