もはや全国規模「走るATM」で銀行が大変化 時代にピッタリ? 登場する新サービス&新車両

ミニバン搭載型ATMも登場

 千葉銀行の話を聞くと、移動店舗車は災害時だけでなく大規模イベントの際や、BCP対策といった側面から用意しておくと便利な車両であることは間違いなさそうです。たとえるなら、携帯電話会社の移動基地局車に類似したサービス車両といえそうです。

 なお、これまでは移動式ATM車というと、トラックベースのものが主流でしたが、窓口機能を有しないのであれば、もっとコンパクトな車両にすることもできるようです。

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キャブオーバー型商用バンがベースの渡島信用金庫(北海道)の移動ATM車「おしま信金号」(画像:OKI)。

 OKI(沖電気工業)は2017年頃から、小型ATMを搭載した一般車両ベースの「移動ATMカー」を鹿児島銀行や宮崎銀行、渡島信用金庫(北海道茅部郡森町)などに納入しています。

 これらは、ミニバンまたはキャブオーバー型の商用バンをベースとしているため、従来のトラックタイプの移動ATM車では入れない細い路地や、駐車スペースの狭い場所でも用いることができる特徴を有しているそう。また大型車両運転手の手配などが不要なため運用しやすく、かつ車両がコンパクトなことから導入コストや維持コストを大幅に削減できるというメリットもあります。

 車内容積が限られるため、ATMの搭載に特化しているものの、大型のトラック型車両を導入することが難しい、中小規模の金融機関でも導入しやすい車両なのではないでしょうか。

 大規模イベントなどでも活用の可能性を含んでいる移動式ATM車/移動金融店舗車、今後は見かける機会も増えそうです。

【了】

【写真】車内からATMがせり出てくる! セブン銀行の移動式ATM

Writer: 柘植優介(乗りものライター)

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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コメント

7件のコメント

  1. これ、移動式公衆電話とかあったらかなり便利そうですね。電話ボックスの設置台数を減らしても普段は、NTTの営業所とか携帯ショップに駐車しておいてイベント開催時とか、災害時に出動させれば、設置台数減らしても対応できそう(もうありますかね?)

    • これですかね? 
      Wikipedia 特設公衆電話の項より
      [引用開始] 事後設置
      事後設置の特設公衆電話は、被災地地方公共団体が要請して、事前設置されていない避難所に閉鎖までの期間設置するものである。電話回線が途絶した場合には、電話機(一度に複数が使えるように4台から8台設置される)を運ぶ機材車とワイドスター移動型地球局の2台一組で運用される。[引用終わり] 

      電話機はコスト面から公衆電話ではなくて一般加入電話のものがつかわれているそうで使われているそうです…

    • ありがとうございます。
      ありましたか、個人の携帯電話をいちいち充電していたら、コンセントと、電気がいくらあっても足らなそうなので、こういった、専用の車大事そうですね。
      引用先のwik見させて頂きましたが、2台で一組体制なんですね、1台で問題ないようになればもっと便利そうです。

  2. ATM搭載の移動型店舗は大垣共立銀行が国内初だったような…

    • 大垣共立銀行のホームページの社史のページに、全国初の巡回する移動店舗が2000年にできたと書かれていました。

  3. オフラインでよければ1970年代には金融機関の移動式店舗は存在したそうです。住宅団地が急増し店舗展開が間に合わなかったからだとされます。多くの通信回線を要しないので災害時にも有効かもしれませんがその場合告知が難しいので既存の支店やATM設置箇所に出店することになるかもしれませんね…

    • よくよく見たら参照したのは本記事だったようです。失礼しました。