JR西日本の「配給電車」クモル145形・クル144形引退決まる 京都鉄道博物館で最後の展示
最終展示となる予定です。
今年度中に引退へ
京都鉄道博物館は2021年7月13日(火)、JR西日本が保有する、「配給電車」と呼ばれるクモル145形・クル144形の特別展示を8月6日(金)から8月18日(水)まで実施することを発表しました。
京都鉄道博物館でクモル145形・クル144形が展示されるのは、2020年1月24日(金)から26日(日)まで実施されて以来、3度目。
「配給電車」とは、車両基地と車両工場のあいだで、車輪やモーターといった部品を輸送することを目的とした車両です。トラックのような荷台があるのが特徴で、修繕する部品を車両工場へ運び、修繕した部品を車両基地に運んでいました。
かつてはJR東日本でもクモル145形・クル144形を保有をしていましたが、現在残るのはJR西日本吹田総合車両所京都支所に所属するクモル145形(1015)・クル144形(15)の2両のみ。しかし同車も今年度中の引退が決定。今回の展示が一般向けには最終展示となる予定です。
期間中、初日の8月6日(金)には入線シーンを公開。7日(土)にはパンタグラフ上昇シーンを公開するほか、8日(日)は荷台の配給物の積み下ろし実演を行います。また、7日(土)・8日(日)の両日はクモル145形の行先方向幕の幕回しや双頭連結器の切り替え実演も行い、最終日の18日(水)には「お別れセレモニー」を実施します。
今回の特別展示にあわせて、京都鉄道博物館ではオリジナルクリアファイルがセットになった「グッズ付き入館券」や、「グッズ付き入館券」と運転台・荷台などを5分間見学できるチケットが付いた「車両貸切見学&グッズ付き入館券」を発売します。
【了】
最近は選んで保存される感じなので解体されても惜しくないように記録しておかないと。