「日本一終着駅らしい新幹線駅」誕生か イージス艦「こんごう」目の前に

ホームに工夫 そして旅人は「新幹線線路の西の果て」へ

 西九州新幹線の長崎駅ホームは、海側(行き止まり側)へホームを延長。先述の「長崎らしい眺望」で乗客を出迎えられるよう、工夫しているそうです。

 ちなみに正確には、延長したのは「ホーム」ではなく「通路」とのこと。線路の行き止まりでは、ホームから線路の末端までに「余裕区間」が必要ですが、その「余裕区間」へホームを延長する形で通路を設け、「新幹線線路の西の果て」まで行き、その景色を楽しめるようにされています。いま存在する日本の新幹線計画で、長崎駅は最西端です。

 正規のホームは6両編成に対応する160mの長さで、それに通路が延長されて250m近くになっています。

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西九州新幹線長崎駅ホームから見た長崎港(2021年7月12日、恵 知仁撮影)。

「終着駅らしい新幹線駅」というと鹿児島中央駅も思い浮かびますが、かつてその新幹線ホームから見られた桜島は、建物で姿が遮られてしまいました。

 しかし長崎駅の場合、地元の要望でホームからの眺望が確保されたそうですから、末永く「日本最西端の新幹線終着駅」として、旅人を情緒満点に迎えてくれるでしょう。

 そのホームからの風景には、ライトアップが「日本夜景遺産」に認定されている女神大橋も架かっており、夜の眺望も楽しみです。

【了】

【写真】イージス艦が見える「新幹線の線路 西の果て」 どうなっているか?

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

5件のコメント

  1. 造船所がなくなったら悲壮感半端ないことになるだろうな。
    呉工廠がなくなる時代だし。

  2. 行ってみたいな 夕陽も綺麗なんだろうか

  3. 「ターミナルらしさ」というなら頭端式(櫛形)ホームにすれば良いのに

  4. ありがとうございます。同じ九州新幹線の終着駅である鹿児島中央駅はちょっと残念な構造(車輪止め側の目の前に増築した商業施設[アミュの別館※ただその前に道路や路面電車を挟んで黒い大きな建物「南国交通グループ本社ビルなど」が遮る形])なので、長崎駅では景観を遮る形の建物がない方がいいですね。正直申すと自分は最初、長崎駅の新幹線ホームは既存の九州新幹線川内駅や新たに新幹線駅となる諫早駅みたいに地上にホームを設置して、改札口やコンコースなどは橋上に設置する(90年代末期以後の東日本の新幹線駅に多い※
    軽井沢駅、佐久平駅、長野駅、二戸駅、八戸駅、新函館北斗駅など)と思っていましたが、一般的な新幹線駅みたいに高架ホームになっていました。

  5. 女神大橋は形状に特色がないわりに主張が強く、長崎港の景観を台無しにしている。