脱・車両メーカー? 三菱ふそう、米の配送計画システム販売 あらゆる物流車両にOK【Merkmal】

三菱ふそうがアメリカのワイズ・システム社と提携し、物流を効率化する配送計画システムを日本で独占的に販売する。同社初となる外部企業との業務提携であり、ソリューション企業としての存在感を高める狙いだ。

長年の経験と勘の業務→ワンクリックで自動

「ワイズ・システムズ」最大の特徴は、AIと機械学習を駆使した、最適な配送ルートと配送計画の自動作成機能だ。配送オーダー、荷物、ドライバーや車両、交通状況、さらには目的地に到着してから配送を済ませるまでの作業時間も考慮し、ルート計画アルゴリズムが配送計画を作成する。

 三菱ふそうの営業推進部長、砥上健司氏によると、「これまで運行管理者やドライバーが経験や勘を頼りに行っていた業務をワンクリックで済ませられる」とのこと。

 車両の稼働や配送状況はリアルタイムで把握でき、ドライバーはスマートフォンのアプリで配送ルートを確認し、荷物の配達完了通知をワンタップで実行可能。また荷物を受け取る顧客も配送状況をリアルタイムで把握できるという。そして、AIと機械学習により、使えば使うほど、精度が高まっていくそうだ。ちなみに、今回は日本向けに完全ローカライズされている。

Large 20210717 01
三菱ふそうの砥上氏(左)、ワイグラー氏(中島洋平撮影)。

 導入企業の例として挙げられたのが、ビールの「バドワイザー」で知られるアメリカのアンハイザー・ブッシュ社だ。同社では車両の平均走行距離を15%削減しつつ、稼働率は20%アップ、配送遅延は最大で80%解消したとのこと。排出CO2を15%削減した企業もあるという。

 ワイズ・システムズは食品、飲料、宅配などの分野に最適だそう。「三菱ふそうは車両メーカーではなく、ソリューションプロバイダーになりたい。ダイムラーグループ全体の知見を集約できるのも強みだ」(砥上氏)。

【了】

提供:Merkmal

「Merkmal(メルクマール)」とは……「交通・運輸・モビリティ産業で働く人やこの業界へ進出したい人が、明日に役立つ気づきを得られるニュースサイト」として発足しました。MaaS、CASE、環境への対応、自動運転技術など、変革著しい交通・運輸・モビリティ産業にまつわる最新ビジネス情報を独自の視点で発信しています。

【写真】配送計画システム「ワイズ・システムズ」使用デモほか

Writer:

「Merkmal(メルクマール)」は「交通・運輸・モビリティ産業で働く人やこの業界へ進出したい人が、明日に役立つ気づきを得られるニュースサイト」として発足しました。MaaS、CASE、環境への対応、自動運転技術など、変革著しい交通・運輸・モビリティ産業にまつわる最新ビジネス情報を独自の視点で発信しています。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス