神々しい絶景! 「日本一着陸が難しい空港」に降り立つ 標高日本一「松本空港」なぜ難しい?

実は激変「日本一着陸が難しい空港」 景色の感想は?

 その後は高度を下げつつ旋回しますが、最終旋回に入るまで、常に山が見える状態が続きます。やがて田んぼや民家などが見えてくるものの、着陸直前になっても、明らかに雲の位置が低い状態で、その標高の高さがうかがえるなか、松本空港に難なく着陸しました。

 このときの乗客たちは「神々しい」「まるで遊覧飛行のようだった」と、その感想を話します。

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松本空港の外観(2021年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 この絶景が続く松本空港への着陸が難しいとされる理由、それは「ILS」という装置が設けられていないことです。

 ILSは電波を用いて「滑走路の幅(中心線)」「航空機の進入角」「滑走路までの距離」を飛行機の計器に表示し、霧などで見通しが悪くとも、着陸ができるようにするための支援装置で、国内のほとんどの空港で標準装備されています。ただ、松本空港は立地上、電波を山が遮ってしまうため、設置されておらず、これまですべてパイロットによる目視での着陸が行われていました。そのような条件下で、パイロットは乗客を楽しませるために「景色の案内」をしていたのです。

 しかし2020年7月20日から、同空港にはGPSを用いた新たな着陸進入方式「RNP- AR」が設定されました。長野県によると、「地上施設の配置に左右されない経路を飛行することが可能になるとともに、滑走路中心線延長上に誘導されることから、飛行時間の短縮とパイロットの負担軽減が図られるほか、進入方式に比べて、着陸を判断する最低高度がより低くなるため、就航率の向上が期待できる」としています。

【了】
※一部修正しました(7月30日10時37分)。

【写真でも絶景!】忙しいひとのための「日本一着陸難しい空港」への着陸(15枚)

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