スターフライヤー機 まさかの「女満別経由」で米国へ退役フェリー… なぜ? 納得の理由を聞く

新千歳じゃなくて「女満別」なぜ?

 スターフライヤーは、経由地を女満別空港として選定した理由を次のように説明します。

「これは立地が関係しています。新千歳空港からですと、風の影響などで航続距離上の問題が発生する可能性もゼロではありません。女満別空港を経由地に選んだのは、より安全を期すため、アンカレッジにできるだけ近い場所から……ということが理由です」(スターフライヤー広報担当者)

 ちなみにアンカレッジ空港から新千歳空港までの直線距離は約4830km、一方で、女満別空港までの直線距離は約4600kmとなっています。

 ちなみに、このJA08MC、スターフライヤー初の自社購入機として導入された記念すべき機体です。同社での定期便投入初便は2012年12月22日の北九州発、釜山(韓国)行きの301便で、最終運航は2021年4月19日の羽田発北九州行き87便でした。この機の総飛行時間は約2万1500時間、総飛行回数は1万7426回とのことです。

 なお、今回のフェリーフライトで、JA08MCには北九州から女満別空港まで「3908便」という便名が付与されました。これは「サンキュー08」とかけたものだそうです。今後同機は「海外で活躍予定」としています。

【了】

【塗装が現役と違う!】写真で追う退役フェリー&見れば納得「女満別空港」の位置

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。