2021年お盆の航空便国内線予約「昨年より利用者増」へ ピークは8日&15日 国際線も五輪効果

満席続く「いつものお盆」とまではいきませんが…。

コロナ禍以前比では低調続く

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JALとANAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 国内の航空会社各社が2021年7月29日(木)、2021年お盆期間(8月6日~15日)の国内線航空券予約状況を発表しています。各社ともにおおむね、2020年の予約数を上回る見通しです。

 JAL(日本航空)グループ国内線のこの期間における予約数は、前年比114%となる47万9593人。コロナ禍以前の2019年と比べると44.2%となっているものの、前年比を上回っています。ANA(全日空)国内線のこの時期における予約数は、前年比131.3%となる63万377人。こちらも2019年と比べると44.0%ですが、「緊急事態宣言発出後も予約は各方面で伸び続けている」(ANA)としています。

 LCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンのお盆期間国内線予約数は前年比139.5%となる8万4963人、ピーチの予約数は前年比191.4%となる17万5073人とのことです。

 一方、コロナ禍以前の数値では80%程度あった予約率については、ピーチが約70%、JAL、ANA、ジェットスター・ジャパンが50%前後と発表されています。予約状況のピークはJAL、ANAともに下りが7日(土)、上りが15日(日)とのことです。

 なお、国際線については、JAL便の総予約数が2019年度比9.8%、2020年度比307.6%の2万6839人、ANA便の総予約数は2019年度比8.8%、2020年度比245.8%の2万6794人と発表。コロナ禍以前には遠く及ばないものの、昨年と比べると回復傾向が見られます。ANAはこのことについて「オリンピック関連需要と夏の里帰り需要を取り込んだ結果」とコメントしています。

【了】

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