四国の自由席特急が3日乗り放題で9000円「四国DC満喫きっぷ」発売 10~12月限定

特急も乗れて1万円切りの周遊パスです。

瀬戸内MaaS「setowa」が四国へ拡大

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JR四国の2700系特急形ディーゼルカー(2019年1月、草町義和撮影)。

 JR西日本は2021年8月19日(木)、四国デスティネーションキャンペーンの実施に伴い、瀬戸内地域の観光ナビサービス「setowa」の対象エリアを四国全域に拡大し、あわせて「setowa四国DC満喫きっぷ」とはじめとする電子周遊チケットを「setowa」アプリ内で発売すると発表しました。

「setowa」は岡山県、広島県、山口県の観光をサポートする目的で2020年8月に誕生した観光型MaaSです。

 サービスエリアの拡大は9月22日(水)を予定。道路、自転車を含めた経路検索も四国内で利用できるようになります。あわせて、「setowa四国DC満喫きっぷ」「setowa香川愛媛ワイドパス」(以上、12月までの期間限定)および「setowa岡山香川ワイドパス」の3つの周遊パス、ならびに約20種類の「setowaチケット」が発売されます。

「setowa」の新たな3つの周遊チケットの詳細は以下のとおり。

●setowa四国DC満喫きっぷ

 JR四国および土佐くろしお鉄道の特急・普通列車の普通車自由席、ジェイアール四国バスの久万高原線(松山~久万高原)・大栃線(土佐山田~美良布)が、土日祝日を1日以上含む連続3日間乗り放題。発売額は大人9000円、こども3000円。購入割引として、JRの駅レンタカー「駅レンプランSクラス24時間」が2000円で利用できます(通常料金8250円)。

 なお、「四国DC満喫きっぷ」は四国DCのMaaSアプリ「しこくるり」でも販売されるほか、紙のチケットも購入可能です。ただし、紙のチケットの販売額は10000円(こども3000円)となります。

●setowa香川愛媛ワイドパス

 下記のJR特急・普通列車の普通車自由席が、土日祝日を1日以上含む連続3日間乗り放題。発売額は大人6000円、こども3000円。
【瀬戸大橋線(児島~宇多津)、予讃線 高松~宇和島、内子線 新谷~内子、高徳線 高松~引田、土讃線 多度津~琴平】

 以上2つの周遊チケットの利用期間は、2021年10月1日(金)から12月31日(金)まで。指定席やグリーン車を利用する場合は、別途指定席券やグリーン券を購入することで乗車できます。

●setowa岡山香川ワイドパス

 下記の普通列車の普通車自由席、岡電バスの岡山~新岡山港、国際両備フェリーの小豆島行き(新岡山港~土庄港、高松港~池田港)が、3日間乗り放題。発売額は大人3500円、こども1750円。 
【山陽線 岡山~倉敷、瀬戸大橋線 岡山~宇多津、宇野みなと線 茶屋町~宇野、予讃線 高松~観音寺、土讃線 多度津~琴平、高徳線 高松~屋島】

 利用期間は、2021年10月1日から2022年4月2日まで。特急や指定席を利用する場合は、別途特急券や指定席券を購入することで乗車できます。また、購入特典として、施設や店舗で特典が受けられる「DISCOVER WEST パスポート」を受け取ることができます。

 その他、四国へのエリア拡大により、「setowaチケット」は新たに20種類が展開されます。
・高速観潮船 うずしお汽船 -徳島-
・小豆島島めぐり観光バス -香川-
・松山城と選べる鯛めし&みかん蛇口体験 -愛媛-
・四万十川屋形船 なっとく -高知-

【了】

【各周遊パスの利用可能エリア】

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