宇宙ステーション、実は表面ボッコボコ 時速1.8万キロで飛んでくるゴミ 野口宇宙飛行士に聞く

日本人では最長の国際宇宙ステーション滞在記録(通算)を持つ野口聡一宇宙飛行士。彼はミッションスペシャリストとして船外活動も行っています。宇宙での生活のようすを複数回に分けて紹介します。

宇宙船のドッキング、その衝撃は?

――では、宇宙船が宇宙ステーション(ISS)にドッキングしたり、あるいはISSが軌道変更したりするときなどは揺れたりするのですか?

野口:ドッキングも、毎回、来る度に「衝撃、感じるかなあ?」と思って待ち構えていますが、ほとんど感じないですね。星出さんが乗ってきたスペースXのクルードラゴンも、それからロシアのソユーズやプログレス宇宙船(使い捨て無人輸送宇宙船)も、みんな同じです。

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野口聡一宇宙飛行士が活動していた国際宇宙ステーション(画像:NASA)。

――宇宙船のドッキングも揺れを感じないのですか。それは意外でした。

野口:宇宙ごみと同じように重さの差があります。さらに、ドッキングの時は相対速度(お互いの速度差)が秒速1cmぐらいで入ってくるので、非常にゆっくり。また、ドッキング機構にはダンパー(衝撃吸収装置)が何重にもついていて、ショックを吸収します。ゆっくり来る上に衝撃を緩和する装置があるから揺れを感じないのでしょう。

 ですから、ずっと意識して待ち構えていると、ようやく「ああ、いまドッキングしたな」とわかるくらいでした。意識しないと、本当に気づきませんね。ですから、地上で考えられる揺れ、たとえば電車に乗っているときの振動や地震のようなものですが、これらぐらいの揺れはほとんど感じません。もちろん宇宙ステーションにはたくさん加速度センサーが付いてるのですが、これもそこまで大きな衝撃は検知していません。

――質量の差と速度とが効いてくるんですね。

野口:そうです。一方で大気圏再突入のとき、これはもう、すごい振動。Gもありますけれど、ガタガタ道をクルマで全力で走る。そういう感じです。

――星出宇宙飛行士も同じことをおっしゃっていました。皆さん同様に感じられるのですね。

【まさかの“使い捨て”】ロシアが開発した無人宇宙船プログレス

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コメント

1件のコメント

  1. 板子何枚か向こうは高真空。そんな危険な宇宙へも人間が行かなければならないほどロボットアームなどの技術は未熟なのですか?

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