大人から親子向けまで 小田急1000形「未更新車」を使った3種のツアーを実施

気がつけば未更新の4両編成はあと1本です。

4両編成の1000形「未更新車」は1本のみ

 小田急電鉄と小田急トラベルは2021年8月27日(金)、通勤車両1000形電車の「未更新車」を使用した3種類のツアーを実施すると発表しました。

 小田急電鉄の1000形電車は、1988(昭和63)年に就役した同社初のオールステンレス車両。2010(平成22)年までは東京メトロ千代田線への乗り入れも行っていました。

 2014(平成26)年4月から、大容量フルSiC(炭化ケイ素)を適用したVVVFインバーター制御装置への取り替えや車内をブルーを基調とした明るい配色変更するなどのリニューアル(更新)を開始。外観上の主な変更点は、前面や側面の種別・行先表示器が字幕式からフルカラーLED式に、帯の色が「ロイヤルブルー」から4000形電車と同様の「インペリアルブルー」になったことです。現在、4両編成の未更新車は「1051×4編成」の1本のみとなっています。

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4両編成で唯一未更新車となった1000形「1051×4編成」を先頭に新百合ヶ丘~百合ヶ丘間を行く急行新宿行き(画像:小田急電鉄)。

 10月23日(土)と24日(日)には「小田急の電車撮影会 最後の4両未更新車オリジナルカラー編成」を実施します。貸切の「1051×4編成」に乗車し、唐木田駅から新宿駅へ向かい、折り返し相武台前駅まで向かうもの。一部区間では走行中に限り録音専用車両が設定されます。相武台前駅到着後は隣接する相武台前車庫で同編成の撮影会を行います。24日(日)に限り、唐木田駅からいったん唐木田車庫に向かうほか、すでに廃車となった1000形の車両部品などの販売会を実施します。

 募集人員は23日(土)が80人で、24日(日)が60人。参加費は23日(土)が大人4900円、子ども(小学生)4600円。24日(日)は大人5900円、子ども(小学生)5600円です。9月14日(火)15時から発売します。

 11月3日(水・祝)は「親子(家族)限定!1000形で鉄道のお勉強!」を実施します。子ども(小学生・中学生)を含む親子(家族)限定ツアーで、「1051×4編成」に6両編成の1000形未更新車を連結した10両編成の貸切列車に海老名電車基地から喜多見電車基地まで乗車。海老名電車基地ではブレーキをはじめとする列車の安全点検を行う「制動試験」や車両連結の様子を見学し、喜多見電車基地では車内から「車両洗浄線」で列車を洗う様子などを体験します。

 募集人員は25組。募集は1組4名(こどもは1名)までで、参加費は大人1万900円 中学生1万3900円 小学生1万3600円。9月15日(水)15時から発売を開始します。

 11月6日(土)と7日(日)には「1000形(10両)貸切車両で満喫しよう!」を実施。「1051×4編成」に6両編成の1000形未更新車両を連結した10両編成の貸切列車で海老名車両基地から秦野駅へ向かい、折り返し新百合ヶ丘駅経由で唐木田駅まで乗車します。途中交代制で4両編成と6両編成の2つの編成に乗車するほか、唐木田駅到着後は徒歩で唐木田車庫へと移動。1000形未更新車オリジナルカラーの10両編成の撮影を行います。

 募集人員は各回200人。参加費は大人6800円、子ども(4歳~小学生)6500円で、発売は9月16日(木)の15時から。

 なお参加費はすべて税込み、申し込みはウェブサイト限定です。

【了】

【懐かし写真】千代田線乗り入れ初日の1000形「スキップ準急」

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1件のコメント

  1. 4両編成以外の未更新車というのはまだ残っていますか?