免許更新時の持参写真「なぜこれNG?」 市民の声受け警察庁「基準明確にする」と通達

運転免許は持ち込み写真での更新が可能ですが、その写真の「基準をわかりやすくする」と警察庁が全国の警察へ通達しました。きっかけは「なぜこの写真がNGか」という市民の声。再撮影を求められた場合の負担を軽減する目的もあります。

受理できない場合は「理由を明確に説明する」

 免許証更新時に持参する写真の基準がわかりやすくなります。
 
 運転免許証は3~5年の期間で更新が義務付けられています。申請には写真を持参する必要があります。警察庁は、この持参写真で免許証に転載できるガイドラインを明確化しました。

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運転免許更新時の持ち込み写真には様々な条件がある(画像:警察庁)。

 2021年9月3日(金)、閣議後会見で棚橋泰文国家公安委員長は、「申請者の利便性向上を図るため、個人識別が容易な写真は受け付けるという基本的な考え方とする」と発言。そのうえで、警察庁から都道府県警察に対して「不適切な写真の例を見直すと共に、受理できない場合は理由を明確に説明する」通達を出したことを話しました。

 申請写真には、たくさんの条件が付いています。縦3cm×横2.4cmという大きさに始まり、カラー、無帽、正面、写真全体の3分の1が顔であること、無背景、6か月以内の撮影、そのほか眼鏡のかけ方、カラーコンタクトNGなどです。

 しかし、これらの条件を満たしたとしても、申請が受理されないことがありました。

 警察庁の見直しは、内閣府規制改革推進室に寄せられた「更新のために持参した写真が、警察署で受理されずに撮り直しを求められたが、2枚の写真の差がわからなかった。撮影基準を明確化してほしい」という要望が寄せられたことがきっかけでした。その写真は撮影時に人の影が映り込んでいたためNG、とされたものでした。

 警察庁運転免許課の通達では、次のような窓口対応を都道府県警察に求めています。

「写真上の容貌等は社会通念上、個人識別が容易にできるものでなければならないが、免許用写真を添付した申請者がその再撮影等を求められた場合の申請者の負担を踏まえると、申請者が添付した写真について、免許用写真として許容できるものであるにもかかわらず、これを免許用写真として受け付けないといったことがないようにしなければならない」

【細かい!】持ち込み写真の「NG事例」を画像でチェック!

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コメント

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6件のコメント

  1. 盛り過ぎた写真を持って行ったんだろ
    警察庁「娘さんの写真を持って来られても困りますよー」

  2. >申請には写真を持参する必要があります
    大嘘を堂々と書くなよ。基本的に不要。
    持参が必要なのは紛失後再交付等の一部の例外のみ。

    運転免許を取ったこともない記者が無理してこんな記事を書かなくていいよ

    • 運転免許証は、各都道府県の警察にて行われておりますので、実施する各都道府県警察により事情が異なり、写真を持参して更新申請をするところもあります。中島記者は、警察庁の発表を踏まえて記事を掲載しており、「おっさん」ご指摘のような大嘘ではありません。

    • 恥ずかしいおっさんだなぁ。

  3. 運転免許書交付時の顔写真だけでなく、地方自治体に移管されているパスポート発給申請においても同様な事象がみられておりました。持参した顔写真が「不適当」とされたのですが、申請書類記載の事項は全てクリア-しているにもかかわらず、係員のダメな理由として、写真枠上での顔と体の位置のバランス、色を指摘。バランスについては、申請書類の表示どおりにしていたが、何故かダメだし。写真の色については、写真の構成には、色温度、コントラスト、濃度、特性曲線が関係すると説明。暫し議論の後、上司の判断にて申請が受理された。係員による思い込みの判断基準、明確でない申請書類の基準があげられます。ということは、発行は外務省であるが、各自治体、職員による差が大きいといえます。

  4. 大嘘書くなよ。カラー必須だと?寝言は寝て言え。