東京の地下廃駅 京成「旧博物館動物園駅」に独占潜入 時が止まったホームへ!【後編】

上野の山の地下にある廃駅、京成線の博物館動物園駅を独占取材。真っ暗闇のホーム連絡通路を渡った先には、ここならではの「壁画」が存在しました。

「ぞうさん ペンギンさん 元気でね!」から24年

 下り線のホームにあがると、すぐ目につくのが「ペンギン」の壁画です。同じホームの京成上野寄りには「ゾウ」の壁画も。上野動物園の最寄り駅であることから描かれたものではないかと言い伝えられていますが、いつ、誰が描いたものかなど、詳しいことはわかっていないそうです。

「ぞうさん ペンギンさん 元気でね! 僕はずっと忘れないよ!」

 駅休止の3日前、1997年3月29日の日付がある壁の落書きから、この駅のシンボルとして愛されたことが伺えます。

 壁面の路線図を見れば、京成上野と日暮里のあいだに普通列車のみの駅として「博物館・動物園」と記載されているほか、北総線は旧称である「北総・公団線」として印西牧の原が終点。いまはなき「急行」の種別も見られます。

 また4両編成以上の電車はすべて当駅を通過していたこともあり、終電は18時台と他の駅よりも大幅に早かったようです。

 まさに、24年前から時が止まった旧博物館動物園駅。同行した京成上野駅の香取利和駅長は、今後について次のように話します。

「旧博物館動物園駅は当社としても、歴史上の価値がある重要な建築物と考えています。今後も、上野エリアの発展に活用できるよう、様々なアイデアを考えていきたいと思います」

 また、トンネル内にある駅のため、火災などの災害が発生した場合、乗客の避難誘導経路としても活用されるということでした。

※一部修正しました(9月14日20時55分)。

【了】

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