開通に期待 東京圏「あとちょっとな道路」5選 そのちょっとの延伸が高い壁?
東京・埼玉の「あとちょっと道路」
東京都内や埼玉県内の「あとちょっとな道路」を見てみます。
国道254号「和光富士見バイパス」
・未開通区間:埼玉県朝霞市~富士見市 約4.3km
和光富士見バイパスは外環道 和光北IC付近の松ノ木島交差点(和光市)から、富士見市の下南畑交差点までの約6.9km。東京から「川越街道」の愛称を持つ国道254号のバイパスで、下南畑交差点から先は川越方面へ4車線の快走路(富士見川越バイパス)が続いています。
約6.9kmのうち、和光市~朝霞市の約2.6kmは2010(平成22)年に先行開通、2020年には4車線化もされました。未開通の約4.3km区間は、志木市内(一部、富士見市)約2.6kmについて2021年開通の見込みが示されています。また、このバイパスを和光市から東京の高島平方面へ延ばす計画も進められています。
東八道路(放射5号) 府中~国立
・未開通区間:東京都府中市~国立市 約1.3km
多摩地区を東西に貫く東八道路は、国道20号「甲州街道」のバイパスとなる都市計画道路「東京八王子線」の一部。2019年には都心側、三鷹市から杉並区にかけての延伸部が開通し、都市計画決定から実に73年を経て甲州街道とつながりましたが、八王子側の延伸工事も進められています。
延伸区間の約1.3kmは、国立府中インター入口交差点に接続。そこからは、同じく甲州街道のバイパスである日野バイパスと直結し、国立府中ICと連絡したのち、計画では圏央道の高尾山ICまでつながります。ただし、日野バイパスの延伸部や、八王子市内の八王子南バイパスなどは未開通部分も多いです。
目白通り(放射7号)大泉~保谷
・未開通区間:東京都練馬区内 約2km
東京都心から関越道のアクセス路である目白通りは、大泉ICの先の北園交差点で途切れます。その先、西東京市の伏見通り(調布保谷線)までの延伸工事が進んでおり、西東京市内の一部区間は暫定開通済みです。この道路ができると、大泉ICから中央道の調布ICまでが、ほぼ4車線道路で結ばれます。
未開通の練馬区内区間も、完成にかなり近づいていますが、墓地などで途切れている区間があります。
ちなみに、西東京市より先は、西武池袋線の北側に並行する形で埼玉県所沢市までつながる計画です。
【了】
※一部修正しました(9月12日14時57分)。
圏央道のジャンクションやインターができたところは皆、豊かな水田や自然がありました。
それらをことごとく潰して巨大なジャンクションがそびえたったのです。
朝比奈インターでも手つかずの森に巨大なトンネルを通しています。
NEXCOや首都高には損なった生物多様性を取り戻す努力をお願いしたいものです。
計画にはあるか無いかは分かりませんが首都高2号の戸越と第三京浜の玉川も近いようで遠いですし、首都高1号入谷〜千住新橋も近くて遠い…
両方繋がれば渋滞緩和にもなりそうですよね。