寄ったSA・PAが満車… どうする? 場内も一方通行 ただ周回できる場合も
一方で廃止された例も
周回路の例としては、新名神高速の鈴鹿PA(三重県鈴鹿市)や、中央道の双葉SA(山梨県甲斐市)上り線などが挙げられます。うち後者は2019年の駐車場拡張とともに周回路が新設されました。場内の看板に「本線 EXPWAY」とともに「周回 GO AROUND」と書かれ、周回路の方向が案内されています。
設置の目的は、満車時に入口付近まで戻れるようにするほか、エリア内に設けられたスマートIC利用者の利便性を高める目的もあります。
双葉SAの上り線はもともと、スマートICを利用すると休憩施設に立ち寄れない構造になっており、NEXCO側としても休憩施設の利用機会の増加につなげる目的もあったそうです。
一方で新東名の駿河湾沼津SA(静岡県沼津市)上り線では、駐車マスの増設に伴い周回路が廃止されています。スペースの問題のほか、周回して戻ったクルマが入口側で本線上からのクルマと交錯する可能性があったためです。このように周回路は、数が増えているといえるほどではないようです。
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