引退したんじゃ!? 米ステルス戦闘機F-117「ナイトホーク」訓練にカムバック

一説には2021年初頭で48機のF-117が残っているとも。

正式に退役しているものの研究や訓練で飛行OK

 アメリカ空軍は2021年9月20日(月)、カリフォルニア州フレズノ空軍基地を拠点に2機のF-117「ナイトホーク」戦闘機が訓練に参加していると発表しました。

 2機のF-117戦闘機がフレズノ基地に着陸したのは9月13日とのこと。同基地にはカリフォルニア空軍州兵第144戦闘航空団が所在しており、説明によると異機種間空戦訓練を行うために展開したといいます。

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カリフォルニア州フレズノ空軍基地に着陸した際のF-117「ナイトホーク」戦闘機。この基地はフレズノ・ヨセミテ国際空港と滑走路を共用している(画像:アメリカ空軍)。

 F-117戦闘機は2008(平成20)年4月22日に退役していますが、その後たびたび飛行する姿が目撃されていました。アメリカ空軍によると正式に退役しているものの、飛行可能な機体については研究や訓練サポートなど限られた目的で現在も使用しているとのこと。

 なお、フレズノ空軍基地にF-117戦闘機が着陸したのは今回が初めてで、迎えた第144戦闘航空団司令のトロイ・ハブナー大佐によると「F-117など複数の異機種での訓練を行うことは、パイロットのチャレンジ精神を鋭敏にするだけでなく、我が国を守るために必要な戦術とシステムに対する信頼を構築するのに貢献する」としています。

【了】

【写真】F-15「イーグル」と編隊飛行するF-117

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