西鉄「電気バス」導入拡大 台湾社と中古バス改造も 北九州と福岡で実証

「レトロフィット電気バス」は小倉で走ります。

小倉では「レトロフィット電気バス」導入

 西日本鉄道と西鉄バス北九州、住友商事、住友商事九州の4社は2021年9月27日(月)、電気バスを導入した実証実験の概要について発表しました。

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電気バスのイメージ(画像:西日本鉄道)。

 西鉄バス北九州の小倉自動車営業所では、中古の国産ディーゼルバスを電気バスに改造した「レトロフィット電気バス」を小倉~黒崎間の路線で2022年2月以降、運行するとのこと。この電気バスは、住友商事が2019年に出資参画した、台湾最大手の電気バスメーカーRAC Electric Vehicles(以下「RAC」)との共同開発。将来的には、国内でレトロフィットすることで改造費を抑制し、高性能・低価格の電気バスの普及・促進を目指すといいます。

 福岡の西鉄アイランドシティ自動車営業所では、アイランドシティ照葉~千早駅間の路線で2021年10月から電気バスを追加実証します。将来的な電気バスの複数運用を見据え、導入済みの車両に加え、住友商事が保有する車両も導入し、電気バス2台による運行実証と最適な充電マネジメントを検証するということです。

 電気バスは二酸化炭素のさらなる削減に寄与する一方、導入コストや充電のやりくりといった運用面においても多くの課題が存在するとのこと。4社は実証を通じ、「電気バスの普及に向けた課題解決と、持続可能な公共交通の構築に貢献します」としています。

【了】

【画像】実証実験で使用する電気バス

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コメント

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1件のコメント

  1. ありがとうございます、やはり西鉄も赤色のJR同様に福岡大好き、北九大嫌い傾向ですね。福岡地区は最新の最新車を導入して実践的にやるようであり、北九は一応適当なポンコツ車両の改造を導入して勝手にやってろ‼︎と言った感じですね。西鉄は昔から北九嫌いな傾向が強いですから。ちなみに赤色のJRも福岡大好き北九大嫌い傾向はありますが、門司港だけは九州の鉄道の発祥の地のせいか、冷遇扱いはされてないようです。