大宮駅の停車時間「4分延長」で荷扱い時間確保 東北新幹線の荷物輸送は次の段階へ
もはやスピード至上の時代ではない?
新幹線の一部列車の停車時間が延びる
JR東日本とJR北海道は2021年11月2日(火)、東北・北海道新幹線の一部上り列車で大宮駅の停車時間を延長し、荷物輸送における同駅での荷物取り下ろし量を拡大すると発表しました。
対象は新函館北斗7時38分発(秋田8時11分発)の「はやぶさ・こまち14号」と、同9時35分発(同10時07分発)「はやぶさ・こまち18号」です。大宮駅での停車時間が1分から5分に延長され、東京駅到着時間も4分繰り延べられます。
期間は12月10日(金)から当面の間。ただし年末年始(今シーズンは12月29日~1月3日)など多客期には停車時間の延長は行わないということです。
JR東日本とJR北海道は10月から新幹線を活用した荷物輸送サービスを「はこビュン」の名で拡大。これまで主に新函館北斗駅から東京駅へ、鮮魚などの特産品の輸送を行ってきましたが、生鮮食品類のニーズは東京だけでなく埼玉でも強いことから、大宮駅での荷物取り下ろし量を拡大するといいます。
これにより、大宮駅での新幹線による荷物輸送の拠点化を進め、今後の輸送量・頻度の拡大や新たな荷主の獲得・商圏の開拓に取り組むということです。
【了】
割増料金を徴収しておきながら、会社都合で所要時間を延伸するというのは如何なものか?
確かに。ごもっともでありますね。期間も当面のあいだ、つまり実質永久に実施なので(ただし多客期は例外)、来年の春のダイヤ改正では間違いなく標準化(要するに正式決定で通常のダイヤとして)することでしょう。