東武の新型特急「運行の電力すべて再生可能エネルギーで」 スペーシア後継の詳細明らかに
車体の「白」に特徴アリ!
スペーシア後継「より上質なフラッグシップ特急」に
東武鉄道が2023年の導入を予定している新型特急車両「N100系」について、同社が2021年11月11日(木)、その詳細を発表しました。
新型特急は、日光線の特急として30年以上にわたり運用されている100系「スペーシア」の後継です。「スペーシアが築いてきた伝統や認知度・イメージを維持・継承しながら、より上質なフラッグシップ特急」を導入し、日光・鬼怒川エリアの観光需要を喚起するといいます。特徴は以下の通り。
・現スペーシアと比べ、CO2(二酸化炭素)排出量を最大40%削減。運行の使用電力相当分は、全て再生可能エネルギー由来の電力へ実質的に置き換え、CO2排出量を実質「ゼロ」に。
・コンセプトは「Connect & Updatable~その人、その時と、つながり続けるスペーシア~」。様々な情報やサービスを更新し提供することで、車両に乗り込んだ瞬間から、「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」とつながることができる。
・車両デザインは現スペーシアのフォルムを現代に進化。カラーリングは日光東照宮の陽明門・唐門・御本社に塗られた「胡粉」の白を彷彿とさせる高貴な白をイメージし、窓枠は栃木県鹿沼市に伝わる「組子」や「竹編み細工」といった江戸の手仕事を思わせる工芸品のような佇まいで、大切なものを包み込んでいるかのような期待を演出。
・座席には、現スペーシアにある個室も継承。ラウンジなど新たに様々なタイプの座席を用意する。
・車内にカフェカウンターを設置。「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」と出会える場とすべく、新しいものを積極的に取り入れ、ここでしか出会えない五感で楽しむ商品などを提供。
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6両固定編成で全24両の導入を予定。この特急列車運行の使用電力相当分については、東京電力エナジーパートナーの「FIT非化石証書」を活用したメニューなどを使用するといいます。また、東武初となる高度な除菌消臭機能を有する空気清浄機等を搭載し、引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を図るということです。
【了】
乗降ドアが車端に無いので通常のホームドアに対応できる。
側面は膨らんでいなく平らだが、西武のLaviewのように前面に非常用扉がないので、地下鉄の乗り入れは無い。