航空分野でも中国の勢いスゴイ! 世界屈指の一大航空祭「エアショーチャイナ」とは

中国は自家用飛行機市場も活発

 展示飛行は午前中から午後にかけて、盛りだくさん行われるため、食事の時間をいつにするか迷うくらいです。会場には巨大な食堂があり、内部はフードコート形式です。かなり大きな食堂ですが、1日中混雑しているので、天気が良ければ屋外に持ち出して食事している観客も多くいます。

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地元珠海近郊の工場で生産されている「Sky Trek」。軽量スポーツ機(LSA)といわれるもので、完成機としてFAAの認証を取得しており、欧米にも輸出されている(細谷泰正撮影)

 地上展示は航空機だけでなく、移動式ミサイルランチャーや可搬型レーダー、各種ドローンなど多岐に及びます。地上展示される戦闘機や爆撃機は爆弾やミサイルなどの各種兵装を装着した状態で展示されるため迫力があります。

 また中国は、軍用機だけでなく民間機の開発・生産にも力を入れており、自家用機市場向けの単発小型機や小型ヘリコプターなども数多く造られています。これらもとうぜん出展しており、特に欧米で急速に普及しつつある軽量スポーツ機(Light Sport Aircraft:LSA)の分野には多くのメーカーがひしめき合っていることから、それらも数多く見ることができました。

 一方、屋内の展示スペースには、中国の武器メーカーや欧米の旅客機メーカー、各国のエンジン・メーカーがブースを出展、そちらについてもかなり盛り上がっていることを実感できました。

 ちなみに2021年のショーでは、アメリカのEA-18Gグラウラーに相当する電子戦機、J-16Dや無人高高度偵察機RQ-4グローバルホークに相当するCH-6なども公開されたと報道されています。新型コロナが収束し、海外渡航が可能になれば、次回は日本からも訪れることができるでしょう。次はどんな新しい機体が披露されるのか、いまから注目です。

【了】

【写真】エアショーチャイナ2018で展示されていた様々な航空機たち

Writer: 細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)

航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事

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