公道禁止の理由がスゴイ 陸自「汎用軽機動車」として採用のカワサキ4輪バギーを実見

カワサキモータースが生産・販売する4輪バギー「MULE」。陸上自衛隊が汎用軽機動車として採用するにあたり作られた試作車を、東京お台場でじっくり見ることができました。保安基準適合のための改造や陸自は採用しなかった装備とは。

汎用軽機動車で省かれた自衛隊車両特有の装備

「ミュール」は軽自動車と比べると車幅こそ広いものの、ルーフが取り外し可能なパイプフレーム構造のため、高さは低くできます。それでいて最大6名まで乗車が可能なほか、907kgまでの牽引能力も有しています。貨物の搭載量は後席を使用する場合は158kgですが、後席を畳めば453kgまで乗せることが可能です。

 このように軽自動車よりも人員や貨物の積載性に優れ、さらに牽引能力も高いうえに、V-22「オスプレイ」の機内収容が可能なことから水陸機動団に採用されたものと考えられます。ちなみに、「汎用軽機動車」の試験(トライアル)では、「ミュール」以外にポラリス社製の「MRZR」などもエントリーしていましたが、最終的に「ミュール」に軍配が挙がっています。

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「危機管理産業展2021」でカワサキモータースのブースに展示されていた「ミュール」。陸上自衛隊の「汎用軽機動車」のベースとなった(乗りものニュース編集部撮影)。

 今回の「危機管理産業展2021」で展示されていた「ミュール」は、まさに陸上自衛隊が採用した汎用軽機動車の試験車両となったものでした。試作車のため、部隊配備されている車両とは若干異なる仕様ではあったものの、市販の「ミュール」に色々手が加えられており、メーカーオプションのウインチ付きの車体に、けん引フックや専用のナンバープレートベースが取り付けられていたほか、道路運送車両法の保安基準に適合するためのウインカーを始めとした灯火類およびバックミラーの追加装着などが行われていました。

 その一方で、自衛隊車両特有の装備である管制灯火用のランプは、展示されていた試作車には装備されていたものの、部隊配備された車両にはありませんでした。これは調達価格の低減、すなわちコストダウンが理由で、ゆえに陸上自衛隊へ納入している車両には装着を見送っているそうです。

【ハンドル周りや車体後部も】カワサキ「ミュール」と自衛隊の汎用軽機動車を見比べ

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コメント

3件のコメント

  1. 「舗装路で急ハンドルを切ると容易に横転してしまう可能性がある」これで本当に競合他社より優秀だったのだろうか?陸自は何故か戦闘は山や不整地でしか起きないと信じている節があるが、整地を急行しないといけないような場合は全く想定していないんだろうか。

    • 現在のATVはフラットタイヤを使う事で舗装路でも拘束で走行でき、横転するという事は滅多にありません。いつの時代のATVでどこ製のATVの事を話されていますか?中華製?海外で日本製のATVを乗ってみたらそんな感想出ませんよ。

  2. ATV(全地形対応車)自体が日本の公道を走れない様にしているが、もし2011年の東日本大震災の際に、ATVがあれば、かなりのお年寄りが助かっている可能性があるが、今、国土交通省の大臣は無能で有名な公明党出身の大臣、存在自体が意味がない状態。

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