【鉄道のある風景今昔】一期一会だった北陸鉄道小松線

2023年度末開業予定の北陸新幹線金沢~敦賀間。途中の小松駅でも新幹線の駅が建設されています。かつては、この小松駅から東に向かって「北鉄電車」こと北陸鉄道の小松線が伸びていました。

この記事の目次

・わずか6km弱の短距離路線

・開業半年で破産宣告

・廃線後の小松駅

【写真枚数】全8枚

わずか6km弱の短距離路線

 北陸本線の小松駅からはふたつの私鉄が出ていました。ひとつは最後の非電化軽便として有名な尾小屋鉄道ですが、もうひとつ小さな鉄道があまり注目されていませんでしたが、ひっそりと出ていました。それが北陸鉄道小松線です。

Large 20211213 01

拡大画像

小松駅の構内全景。小松線の線路は国鉄北陸本線に対して直角に行き止まる形の頭端式ホームであった(1980年3月11日、宮下洋一撮影)。

 同線は小松駅から鵜川遊泉寺駅までのたった5.9kmの小さな鉄道で、駅の数は8駅、交換可能駅は途中の加賀八幡駅のみでした。小松駅は北陸本線とほぼ直角に線路が突っ込むような形で立地しており、終点の鵜川遊泉寺駅までは、ほとんど真っ直ぐと言っても良い線形の路線でした。当初は金名線の釜清水駅を目指したといいますが、それも未完に終わっています。

開業半年で破産宣告

残り802文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer:

1961年大阪生まれ。幼少より鉄道に興味を持つ。家具メーカー勤務を経て現在はフリー作家。在職中より鉄道趣味誌で模型作品や鉄道施設・車輌に関する記事や著作を発表。ネコパブリッシングより国鉄・私鉄の車輌ガイド各種や『昭和の鉄道施設』・心象鉄道模型の世界をまとめた『地鉄電車慕情』など著作多数。現在も連載記事を執筆中。鉄道を取り巻く世界全体に興味を持つ。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス