博物館の展示品がまさかの戦力化! 強奪されてしまった兵器5選

戦場などで敵兵器の鹵獲はさほど珍しいことではありませんが、強奪となるとだいぶお話が違ってきます。そしてそれは、決してフィクションの中だけのお話でもありません。歴史に刻まれる大事件から珍事まで、5つのケースを挙げました。

本当の祖国のために装備ごと脱走「クロアチア紛争」

「兵器ごと陣営を変える軍人が現れる」ケースに当たる事例は、クロアチアがユーゴスラビア連邦からの独立を宣言して以降、軍事衝突に発展した、クロアチアでは祖国戦争と呼ばれるクロアチア紛争時に見られました。

 クロアチア人と、独立に反対するセルビア人との軍事衝突が始まる直前、ユーゴスラビア当局は自国領内の全航空機を支配下に置いたため、後手に回ったクロアチア側には満足な航空戦力がありませんでした。しかし、ユーゴスラビア連邦空軍所属だったクロアチア人パイロット数名が、監視の目をかいくぐりMiG-21ごと脱走することに成功し、これがクロアチア空軍の基盤となりました。

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ルドルフ・ペレシンの生誕地に設置された、彼を顕彰する記念碑(画像:Jerry Gunner、CC BY 2.0〈https://bit.ly/3obnGUq〉、via Wikimedia Commons)。

 この脱走したパイロットのなかで最も有名なのがルドルフ・ペレシンで、彼はビハチの空軍基地からMiG-21Rごと脱走し、1991(平成3)年10月25日、オーストリアのクラーゲンフルト空港に着陸し「私はクロアチア人です。(私が)クロアチア人を撃つことはできませんし、撃たないでしょう!」というメッセージを世界に訴えました。

 ペレシンの乗っていた機体自体はオーストリアに没収されてしまいましたが、ペレシンに続く形で3人のパイロットがMiG-21と共にクロアチア領内の空港へ脱走することに成功し、クロアチアの航空戦力が強化されました。

 ペレシンはその後クロアチア空軍に加わり、1995(平成7)年に同紛争で戦死してしまいますが、脱走の際に使用した乗機は、28年後の2019年5月にオーストリアからクロアチアへ返還され、現在は博物館に展示されているようです。

【様変わりにも程がある!?「パットン」戦車の派生 M60A1 AVLB】

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コメント

3件のコメント

  1. >>「敵対勢力からパイロットごと最新兵器がやってくる」「兵器ごと陣営を変える軍人が現れる」「ただの一般人に盗まれる」といったケースが見られ

    まあ、登録商標だし具体名は出せませんよね、ガンダムやその系列名は

  2. 昔、ドイツでも軍用車両が盗まれ街中を暴走する事件があったようですね。報道された車両の特徴から考えると、ルックス8輪偵察装甲車?

  3. くそどうでもいいけど「ハンビー」じゃなくて「ハンヴィー」じゃない?

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