あえて夜行12時間 コロナ禍登場の新造船で東京から神津島へ 賑やかだった船旅どう変化?

東京の離島・神津島は、ジェット船で3時間45分ですが、夜行の客船も運航されており、これが生活物資も運んでいます。12時間の船旅、以前は甲板もにぎやかなものでしたが、コロナ禍を経てどう変わったでしょうか。新造船に乗ってみました。

下り便は金・土のみ横浜港へ 直前にも「大きな橋」

「さるびあ丸」は個室やレストランを構える大型客船です。筆者はレストランに入り、神津島酒造の地酒「盛若」の水割りで乾杯。料理もご飯ものからパスタやラーメン、揚げ餃子、鳥の唐揚げといったおつまみメニューまで揃っていました。

 乗船したのは土曜日でしたが、レストランの利用客は滞在時に20人ほど。空席も見られました。東海汽船によると「コロナで閉店したり、営業時間を短縮したりしたのが響き、レストランの利用客は戻りきっていない」とのことでした。

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横浜ベイブリッジ(2021年11月、安藤昌季撮影)。

 なお、この大島・神津島航路では、金曜日と土曜日発のみ横浜港に立ち寄ります。その10分前に横浜ベイブリッジの下を通過。ここを通るのは横浜港に立ち寄る日だけなので、貴重な景色でしょう。海上からの横浜港も絶景です。

 23時20分、「さるびあ丸」は横浜大桟橋に横付けしました。見どころは曳船がいないのに、乗船用タラップの位置に乗船口を付ける操船。クルーによると「新型船のさるびあ丸(3代目)では、船首のバウスラスターが2基となり、操船が楽になりました」とのこと。バウスラスターとは、船首に横向きに設けられたプロペラで、舵と組み合わせて、船を横向きに移動できます。

 筆者は横浜港を出たあともしばらく甲板にいましたが、乗船日が快晴だったからか、外洋に出ても揺れは小さなものでした。やはり、「新造船は揺れも軽減しています」(東海汽船)とのことです。

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