あえて夜行12時間 コロナ禍登場の新造船で東京から神津島へ 賑やかだった船旅どう変化?

本格的な船旅を「お試し」できる!?

 いよいよ夜も更けてきました。就寝しようと予約した特等船室へ向かいます。

 船室は奥行4.97m、幅2.96mの個室。幅90cmのシングルベッドが2台あります。冷蔵庫と湯沸かしポットのほかテレビもあり、衛星放送と観光案内、設備案内を見られます。入口横にはシャワー・トイレルームが備わるだけでなく、側窓の近くにテーブルとソファも用意されており、翌朝10時の神津島到着まで、疲労を感じない快適さでした。

 筆者は各島への到着時に、最上甲板に出ました。離島接岸時は、コンテナの積み下ろしが見られます。夜行の客船は、各島への生活物資の運搬も担っているのです。

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特等船室(2021年11月、安藤昌季撮影)。

 そんな「さるびあ丸」ですが、離島行きでなくとも、気軽に乗船できる区間があります。それは先ほど少し触れた、週末の竹芝~横浜港間です(上り・下りで横浜寄港日に違いあり)。この区間だけでも、1510円(2等)~4240円(特等)で乗船できます。期間限定で1000円となる時期もあるようです。

 下りの場合は前出の通り、竹芝22時出港ですが、土・日曜日の上りは、18時10分に横浜出港、19時45分に竹芝到着です。レストランも営業しており、本格的な船旅を「お試し」できます。

「さるびあ丸」が発着する竹芝桟橋は、JR山手線の浜松町駅(東京都港区)から徒歩8分、都営地下鉄大門駅(同)から徒歩10分、ゆりかもめ竹芝駅(同)から徒歩1分の立地。都心と直結しており、国内ではほかに例を見ないほど抜群の利便性です。

【了】

【夜明けは大島で】ほか、夜行客船12時間の旅を写真で見る(79枚)

Writer: 安藤昌季(乗りものライター)

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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