空中戦で負け知らず 強すぎる「F-15E」が初飛行-1986.12.11 超高性能な“目”

その名も「ストライクイーグル」。

精密爆撃に寄与する超高性能レーダー

 1986(昭和61)年の12月11日。マクドネル・ダグラス(現ボーイング)が開発した戦闘爆撃機F-15E「ストライクイーグル」が初飛行しました。

 F-15Eは制空戦闘機であるF-15「イーグル」を戦闘爆撃機に仕立て上げた改良型で、部隊配備は1988(昭和63)年から。現在に至るまで空中戦において撃墜されたことはありません。

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F-15E「ストライクイーグル」戦闘爆撃機のプロトタイプ(画像:アメリカ空軍)。

 戦闘爆撃機として運用可能な高い能力を裏付けているのは、目標を見極める高性能なレーダーです。機首にあるAN/APG-70火器管制レーダーは全天候型で、最大索敵能力は約150km。地表を照射すると高解像度のレーダー画像を得られ、さらにそれを元に周辺地図を作成することまで可能です。

 左右の吸気口下には、赤外線画像ポッド「ランターン(LANTIRN)」を装備。測距のほか移動目標にも照準可能です。これらのレーダーを駆使して誘導爆弾を使えば、夜間や悪天候下においても精密爆撃を行えます。

 F-15Eが初めて実戦に参加したのは1991(平成3)年1月の湾岸戦争でした。夜間の作戦ではレーザー誘導爆弾を用い、イラク軍の戦車などを大量に撃破しています。その後も2001(平成13)年のアフガニスタン侵攻、2003(平成15)年のイラク戦争などに投入されました。

 F-15Eはサウジアラビア空軍や韓国空軍などにも納入され、前者ではF-15SおよびF-15SAとして、後者ではF-15Kとして運用されています。

【了】

【写真】F-15Eのコックピットを見る

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