首都高最初の区間「京橋~芝浦」が開通した日 -1962.12.20

59年前の12月20日、首都高最初の区間が開通しました。

記念すべき「最初の首都高」

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首都高最初の開通区間である京橋付近(乗りものニュース編集部撮影)。

 1962(昭和37)年の12月20日。首都高速道路の記念すべき最初の区間である京橋~芝浦間が開通しました。

 建設省(現在の国土交通省)は1957(昭和32)年、「東京都市計画都市高速道路に関する基本方針」にて、設計速度を60km/hにすることや、ルートはなるべく河川の上空などを選び密集地を避けることなどの方針を決定。1959(昭和34)年に設立された首都高速道路公団によって建設が進められることとなりました。

 おりしも東京オリンピックが1964(昭和39)年に開催されることが決定。羽田空港から都心へのアクセスとして、1号羽田線の建設が急務となりますが、同時に都心部でも各方面の工事が急ピッチで進められました。

 首都高はほとんどが高架もしくは地下トンネルとなっていますが、最古の区間である宝町~京橋~汐留では半地下になっています。これは、江戸時代に整備された運河を埋め立てて道路としたからです。そのため用地取得や建設が容易であったため、他の路線より1年以上早いスピード開業となったのです。

【了】

【写真】はじめての首都高 元々は運河だった

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