軽自動車の“飛行機版” 世界で大ウケの新ジャンル航空機「LSA」とは 取り残されつつある日本
日本はLSA飛ばせないから仲間外れに
さらに、LSA制度化の遅れは航空産業全体に影響を及ぼしている問題でもあります。北米やヨーロッパなど主要な国のあいだでは、「BASA」と呼ばれる航空分野の包括的な二国間相互認証協定を締結する動きが進んでいます。
特にアメリカとヨーロッパ各国(EU)のあいだでは、すでに締結しているBASAをさらに発展させ、広範囲かつ細部に渡って実践する取り組みを進めています。この努力により、アメリカとヨーロッパの双方が認め合い実施に移した航空法や安全基準などは国際標準として世界が認める指針となりつつあります。すなわち、アメリカ製やヨーロッパ(EU)製の航空機が世界各国に輸出しやすい環境が整えられているといえるでしょう。
日本におけるLSA制度化の遅れが、新たなBASAの締結や、すでに締結されたBASAの実効性に影響していることは否定できません。そうした理由からも、日本国内におけるLSAの制度化が望まれます。
【了】
Writer: 細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)
航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事
空ぶ自動車とか言う以前に、この種の飛行機への規制の緩和や法の改正が必要なのではないか? 日本ははやりに乗るのは早いけど、それを深化させることがヘタ。だから世界から取り残されて、あげくガラパゴス化する。
日本はG7で唯一云々とあるが
何故が足りないんじゃない?
例えばシベリアで何故サーフィンが流行らないかみたいなさ、地政学的な違いがあるんだから。
日本は圧倒的に平地が少ない。だから離着陸できる空港がほどよい場所に作れない。そのため飛行機の利便性を享受しにくい。他にもいろいろ理由はあるけど、飛行機自分で操縦ことが一般化するほどの興味はないんだよ。
例えば日本は四方を海に囲まれてるけど船舶操縦免許持っとる人は一般的ではないでしょう?そうなってない状態には、相応の理由がある。