高知の電車バス無料デーでいける極北が凄かった 仁淀ブルー 酷道ヨサク 「竜そば」聖地へ

バス停降りたら仁淀川の沈下橋 作品のモデルになった橋?

“竜そば”の主人公・内藤鈴は、JR伊野駅で鉄道(JR土讃線)に乗り継いで、高知市内の高校に通っていたと思われます。駅構内には映画のモデルとなった場所のマップが置かれ、2021年12月の訪問時点では、来訪する人が多く見られました。

 この駅から仁淀川をさかのぼる系統のバスは1日11本(休日ダイヤ)、ほとんどが高知市内から直通します。JR伊野駅のすぐ近くに、とさでん交通の伊野駅前停留所もあるため、無料デーであれば、高知市街からとさでんの電車でJR伊野駅や駅前のコンビニ(ローソン、こちらも作中に登場)を巡ってから、さらに上流にさかのぼるバスへ乗り換えても良いでしょう。

“ベル”としての正体が明らかになった主人公・内藤 鈴が歩く河原は、「仁淀川橋東詰」バス停から下車、仁淀川橋を渡った先にある「波川(はかわ)公園」がモデルになっています。なお、川の流れが比較的ゆったりしているこの場所は「国際水切り大会」(水面に石を投げて跳ねた回数などを競う)の会場としても知られ、2016年には「1回の投てきで水切り91回」という世界最高記録が、非公認ながらここで樹立されています。

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西の谷第二バス停に近い名越屋沈下橋(宮武和多哉撮影)。

 内藤家の最寄りバス停「西の谷第二」は、波川公園から3kmほど上流にあります。作品中の内野家は“バス停を出て沈下橋を渡った先“で、実際にバス停の先には「名越屋(なごや)沈下橋」が仁淀川に架かっています。ただし、作品中に出てくる沈下橋そのものは、ここではなく10kmほど遡った「浅尾(あそうの)沈下橋」がモデルです。浅尾沈下橋近くまで行ける「越知町民バス」は日曜日運休なので、名越屋沈下橋周辺で作品中の情景のみ味わうのも良いでしょう。

 なお、西の谷第二バス停を経由するバスの半数は、この先の「柳瀬営業所」で終点となります。“竜そば”の聖地はさらに上流にもあるので、ここからさらに「長沢」行きや「北浦橋」行きなどに乗り換えます。

【すっげー長い!】仁淀川水系をさかのぼる無料対象の路線バス「長沢線」を路線図で見る

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