米海兵隊 総額1.7億ドルでNEW水陸両用戦闘車「ACV」を追加発注 自衛隊も訓練

米海兵隊では様々な派生型の導入も計画中

 BAEシステムズは、すでにACVに関して基本となる兵員輸送型「ACV-P(ACV Personnel)」のほかに、指揮車型「ACV-C(ACV Command)」を納入納入する契約を結んでいるといいます。加えて、アメリカ海兵隊とは30mm機関砲塔を搭載した歩兵戦闘車ACV-30」開発契約を結んでいるだけでなく、回収車型の「ACV-R(ACV Recovery)」も計画されているほか、BAEシステムズいわく、偵察型「ARV」などの研究開発も海兵隊から委託されているそうです。

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2022年1月に行われた日米共同演習「アイアン・フィスト22」の開会式で並べられたアメリカ海兵隊のACV(画像:陸上自衛隊)。

 BAEシステムズの説明では、2020年12月に最初の量産車である第1ロット36両について注文を受けたのち、2021年2月に追加となる第2ロット36両を受注したとのこと。すでに2021年秋には100両目となるACVを海兵隊に納入したそうで、海兵隊へのACV配備は計画どおりに進んでいるため、2022年1月までに低率初期生産(LRIP)分の納入は完了する予定だとしています。

 ちなみに、陸上自衛隊も2022年1月現在、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトンで行っている日米共同演習「アイアン・フィスト22」において、水陸機動団の水陸両用車(AAV7)が、アメリカ海兵隊のACVと共同で海上機動訓練などを行っていると発表しており、開会式などでは整列した兵士や自衛隊員らの後ろにACVが並べられている写真が公開されています。

【了】

【ACVの浮航する姿も】後方含めACVを様々なアングルから

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コメント

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1件のコメント

  1. 話は変わるんだけどアイアン・フィストを毎回アナル・フィストと読んでしまうのは私だけだろうか…