トンガ救援の英哨戒艦 地球の真裏から駆け付けた? いえ近くにいました その理由

トンガでの火山噴火災害を受け、イギリスが支援物資を搭載した海軍艦艇を派遣しました。とはいえ、地球のほぼ反対側のイギリス本島から駆け付けたわけではありません。もちろん、たまたま近くにいたわけでもありません。

イギリスも救援活動に参加 トンガの噴火災害

 2022年1月15日(土)にトンガで発生した海底火山の噴火による災害に関して、国際社会からの支援が集まってきています。アメリカ海軍第7艦隊によると、トンガの救援活動には1月26日現在、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、フランス、フィジー、そしてイギリスが参加しているようです。

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イギリス海軍の哨戒艦「スペイ」(画像:イギリス海軍)。

 このうち、イギリスは哨戒艦「スペイ」に飲料水3万リットルと救急医療キット400セットを搭載して、フランス領タヒチからトンガへと派遣しました。1月20日(木)にイギリス海軍のWEBサイトに掲載された「スペイ」の派遣決定の発表では、「スペイ」の艦長であるマイク・プラウドマン中佐が「イギリスは同盟国やパートナー国と共に世界中で災害復旧を実施してきた長い歴史があります。イギリス海軍がトンガにおける災害復旧に携わることができることを誇りに思います」と述べており、この活動に関するイギリス海軍の強い意気込みが感じられます。

火山灰に覆われたトンガ王宮 ほか「スペイ」の救援活動の様子

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コメント

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2件のコメント

  1. トンガの周りはイギリスの保護領なんだから、居てもおかしくないだろに。

    その事踏まえた上での記事なの?

  2. >>艦の運用に携わる46名の乗員

    まあ、哨戒艦だからこのくらいの人数で運用できるんだろうな。
    軍艦は24時間動いているから基本8時間とか6時間勤務で実働人数は1/3とか1/4くらいで動かしているんだろうけど。

    それとトンガ王国は、イギリス連邦参加国であって保護領ではないからね。
    トンガ王国が保護領なら、カナダやオーストラリアも保護領って事になる。