BAE スロバキアの軍事近代化プログラムにスウェーデン製CV90を提案 戦車仕様も
戦車タイプの「CV90 120」初採用なるか?
BAEシステムズとスウェーデン国防装備庁がタッグ
イギリスに本拠を置く防衛・航空宇宙関連企業のBAEシステムズは2022年2月1日(火)、スロバキア国防省の軍事近代化プログラムに、スウェーデン製のCV90歩兵戦闘車(IFV)を提案したと発表しました。
今回の提案は、BAEがスウェーデン国防装備庁(FMV)と共同で行ったもので、提案内容には訓練や戦術運用、将来の改修に関するサポートなども含まれているといいます。
スロバキア国防省は2030年までに陸軍を近代化するとしており、新たな戦闘車両152両を調達する計画があるとのこと。これに対してBAEは、最新のCV90Mk IVを中心に、派生型である装甲兵員輸送車(APC)タイプや120mm砲を備えた中戦車タイプのCV90 120を提案したものです。
スウェーデンでCV90シリーズを生産するグループ会社BAEシステムズ・ヘグルンドのマネージング・ディレクター、トミー・グスタフソン・ラスク氏は「BAEシステムズはスロバキア国内の企業とコラボレーションし、それに基づいてアプローチしており、CV90Mk IVと派生型、すべてのタイプの開発、生産、トレーニング、サポートにおいて高い付加価値を持ったモノを提供することが可能です。我々は、現代において最も優秀で実績のあるIFVを提供するため、スロバキア経済界と緊密に協力していくことを約束します」とコメントしています。
なお、BAEによると、すでに2021年6月には、スロバキアのヤロスラフ・ナウィ国防大臣や同国陸軍代表ら、政府および軍の要人に対して、装甲兵員輸送車タイプや中戦車タイプを含むCV90シリーズのデモンストレーションを披露しているとのことです。
【了】
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