宇都宮のLRT「道路の真ん中区間」レール敷設まもなく! 開業まで1年強 進捗は?

2023年3月を目指し工事が進められている芳賀・宇都宮LRT。そのなかでも“路面電車らしい”道路の真ん中に線路が構築される区間の工事が始まっています。全線にわたり、いよいよその全貌が見えてきてます。

全貌が見えつつある宇都宮LRT

 過去に路面電車が存在しなかった宇都宮市域にできる芳賀・宇都宮LRT、愛称「ライトライン」。そのなかでも路面電車らしい、道路の真ん中に線路が通る区間のレール敷設に向けた工事が進んでいます。他の区間も含め、その全貌が見えてきつつあります。

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車両基地に停まるライトラインの車両(2021年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

 2021年11月から、起点の宇都宮駅東口から延びる大通り「鬼怒通り」では線路構築に向け車線が変更されています。2022年2月中旬からは、国道4号をまたぐ峰町立体の中央2車線を規制し工事を行うほか、2月7日(月)から19日(土)にかけては、線路が道路上から専用高架に移り変わる平出地区にて、橋梁架設のため夜間に道路の北側のみを活用した対面通行を実施します。

 さらに3月からは市の東部、ゆいの杜地区でも、道路の中央に線路を敷設する工事が始まります。宇都宮市LRT整備課によると、これはレールの下の路盤構築から行うとのことで、実際にレールが姿を現すのは鬼怒通りが先行するといいます。

 その他の区間も着々と線路敷設に向けた工事が進んでいます。LRT専用に新設した643mの鬼怒川橋梁は2021年夏に架設が完了し、現在、ここも線路構築工事が進んでいるそうです。先行して工事が進んだ清原団地内などでは、一部停留場もできてきています。

 芳賀・宇都宮LRTは当初、2022年3月の開業が予定されていましたが、2021年1月に工事の遅れなどから1年延期が発表され、2023年3月を目指して事業が進められています。

【了】

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