首都高「新京橋連結路」全貌明らかに 都心環状線の代替ルート KK線と首都高8号線は廃止へ
江戸橋JCTの都心環状線連絡路も廃止されます。
都心環状線のルートを集約
東京都は2022年2月4日(金)、「東京都市計画道路 都市高速道路第1号線等の変更(素案)」を発表しました。首都高の“日本橋区間地下化”に伴う、C1都心環状線の代替路の都市計画です。
C1の神田橋JCT~京橋方面は、江戸橋JCT経由のルートが変更され、八重洲線の丸ノ内付近から京橋へ直結する地下の新連結路が建設されます。あわせて、通称「KK線」と呼ばれる東京高速道路(首都高とは別会社)も廃止されます。この「新京橋連結路」の完成は、日本橋付近が地下化される2035年をめどとしています。
これに合わせ、江戸橋JCTの都心環状線連絡路は廃止されます。箱崎JCT付近の渋滞の影響を避ける目的です。
なおKK線は道路法ではなく一般運送法により作られ、通行量は無料。高架化のテナント賃料で経営を賄う珍しいスタイルとなっていました。廃止後のKK線については、緑地化を含めた再生プランが示されています。
ちなみに、KK線の都心環状線接続部、具体的には白魚橋乗継所付近から京橋JCTまでの約100mの区間は首都高が管理する路線で、「首都高8号線」とされています。しかしあまりにも距離が短いため、「8号線」としての案内はありません。そのため8号線は一般的に、欠番と認識されることが多くなっていました。「新京橋連結路」の設置で、この8号線も廃止となります。
【了】
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