• 2022.02.08
• 乗りものニュース編集部

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築地市場の跡地の一部は首都高に活用される見込みです。

「新京橋連絡路」の新設で大きく変わる延伸計画

　東京都が2022年2月4日（金）、“首都高の日本橋区間地下化”にともなうC1都心環状線の代替路「新京橋連結路」の新設計画について素案を発表。そのなかで、10号晴海線の延伸についても方向性を示しました。

　10号晴海線は湾岸線の東雲JCTから都心側へ、晴海出入口までの区間が開通しています。しかし、そこからC1へ接続する区間については未着手のままです。

　晴海線の既存計画では、下り線は京橋付近で、上り線はその南の銀座S字カーブ付近でと、上下線で別々のルートをとってC1に接続する計画でした。しかし新京橋連絡路の新設にともない、下り線も銀座S字カーブ付近に接続する計画に変更。また、この晴海線延伸部は築地市場の跡地を通過するルートで検討するそうです。

　晴海線～C1の接続方向も計画変更されます。従来計画は晴海線～C1でどの方向にも接続できましたが、これを「銀座S字カーブの北側のみ」行き来が可能な接続形態にするそうです。これにより、C1（神田橋JCT）～八重洲線～新京橋連絡路～晴海線～湾岸線と連続したネットワークを形成。北側の「江戸橋JCTや箱崎JCTを避けて都心・湾岸線との相互アクセスが可能」にするということです。

　従来計画では、C1の新富町出口ランプが通る築地川（南支川）の跡地に沿って晴海線の下り線が設けられる計画でしたが、この空間は活用されないことになります。なお新富町出口は「入口」にされる見込みで、C1へ新京橋連結路を接続させる空間を確保するため廃止される京橋入口の代替となります。

【了】