北陸線「武生~王子保間新駅」設計段階へ 「並行在来線」3つの新駅候補のひとつ
駅名はどうなるのでしょうか。「南武生」「武生商工前」あるいは…?
まずは1駅目が具体化
福井県は2022年度の予算案を発表。その中で、北陸新幹線開業後にJR西日本から新会社へ移管が決まっている県内の北陸本線について、越前市にある武生駅と王子保駅の中間に設置する新駅の基本設計が行われることが明らかになっており、いよいよ設置に向け具体化していきます。
福井県内の北陸本線(敦賀~大聖寺)は、2024年春の北陸新幹線金沢~敦賀延伸開業にあわせ、「並行在来線会社」(名称未定)による再開業が予定されています。それに合わせ周辺自治体などで構成される「福井県並行在来線地域公共交通計画協議会」では、新駅設置候補地として、「福井市 福井・森田駅間」「鯖江市 武生・鯖江駅間」「越前市 王子保・武生駅間」の3つが検討対象に挙がっていました。
この3候補地のうち、「越前市 王子保・武生駅間」の新駅について、地元等との協議が整ったことから、並行在来線会社が2022年度に駅の基本設計業務を発注予定。福井県および越前市が設計費用を50%ずつ補助します。
越前市新駅の位置は武生駅から南に約1.7kmの地点で、県立武生商業高校の東側、畷町周辺が予定されています。
開業時期は未定ですが、富山県で先行事例となったあいの風とやま鉄道の高岡やぶなみ駅と同様のスケジュールが想定され、そこでは開業2年前に基本設計、開業1年目に詳細設計、開業2年目に工事着手となっています。今回の基本設計は、ひとまずその想定スケジュールに合った形となります。
【了】
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