福井のゆりかもめ? 廃線跡を走る日本初の完全無人「自動運転バス」に乗る 永平寺

福井県永平寺町で、廃線跡を整備した遊歩道を活用し、自動運転車両による輸送サービスが行われています。まもなく本運行から1年となるこの路線、乗り心地や利用状況はどのようなものでしょうか。

全国初の「無人・自動運転バス」

 福井県永平寺町の鉄道廃線跡で、無人車両による自動運転モビリティ「Zen Drive」の運行が行われています。

Large 20211030 01
福井県永平寺町で運行されている自動走行車両(乗りものニュース編集部撮影)。

 無人運転が行われている現場は、旧・京福電鉄永平寺線の終点・永平寺駅付近の廃線跡約2km。鉄道は2002(平成14)年に廃止され、廃線跡は「永平寺参ろーど」と名付けられた歩行者自転車道として整備されていました。

 政府の掲げた「ラストマイル自動運転」(最寄り駅などから最終目的地までを自動運転移動サービスで結ぶシステム)の実現に向け、2018年11月から実証運行が開始。その結果をうけ、2020年12月から本運行となりました。

 車両は定員6名の電動カート。スタッフは司令所から遠隔で車両を操作します。操作と言っても、通常は操縦に類する作業を行わず、あくまで乗降確認と発進確認のみです。

 操縦の主体が運転手ではなくシステムである「自動運転レベル3」で、さらにスタッフが車内にいない「完全無人運転」で、客を乗せて運行するバス路線というのは、全国初の事例でした。2021年10月現在、茨城県境町で2路線を運行する自動運転バスとあわせて2例のみとなっています。

【廃線跡を走る「無人運転バス」の車窓風景】

【特集】消えていく面影、今も走れる…鉄道の「廃線」どこにある?

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. どこがゆりかもめかと思ったが、「電磁誘導線」と埋め込まれたタグチップに沿って走行するということは磁気誘導式鉄道のIMTSみたいな感じなのかな。

    いかにもバスというよりこじんまりとした車体は、新交通システムという印象が合ってるかもしれない。

    鉄道事業法若しくは軌道法の適用外なのは、公園内の遊戯施設扱いということだろうか。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス