新型「やくも」273系に込められた想いとは ただ今デザイン考案中!
投資額は約160億円とのこと。
山陰エリアの魅力発信、観光振興を担う列車へ
JR西日本が2024年春以降、岡山~出雲市間で運行している特急「やくも」を、新型車両273系電車で置き換えると発表しました。
273系は、座席間隔の拡大、車内Wi-Fiや防犯カメラの設置などに加え、新たに開発・実用化した国内初となる「車上型の制御付自然振り子方式」を導入するなど、サービス面・セキュリティ面を向上させています。
JR西日本は273系に込める想いを以下のようにいいます。
「この新型『やくも』が山陰エリアの魅力発信、そして観光振興を担う列車となるよう、現在、地域の皆様に愛着を持っていただけるような車両デザインを検討するとともに、グループやファミリー層にもご利用いただきやすい車内設備を考えています。詳細な仕様、デザインなどは、2022年度上期中にお知らせしますが、新型『やくも』が皆様に愛され、新たな地域の顔となり、沿線地域の活性化に貢献できる列車となることを期待しています」
「やくも」の変わらない役割は、山陰エリアと岡山を結ぶこと。安全・安定輸送、観光・ビジネス利用はさることながら、時代の変化に合わせた新たなニーズへの対応、国内外からの観光需要の拡大と創造を期待するとしています。
現行車両の国鉄型381系電車は、273系(44両)で順次置き換えられます。総投資額は約160億円とのことです。JR西日本は「さらに安全かつ快適性・利便性の高い移動空間を提供してまいります」としています。
【了】
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