新名神の草津田上IC~亀山JCTが開通した日 “第二の大動脈”誕生 -2008.2.23
14年前の2月23日、新名神高速道路の最初の区間である草津田上~亀山が開通しました。
新たな関西~中部ルートが誕生
2008(平成20)年の2月23日。新名神高速道路の最初の区間である草津田上IC~亀山JCT間が開通。名神高速道路のバイパス路線として第一歩を踏み出しました。
新名神は1987(昭和62)年の「第四次全国総合開発計画」にて、現在の新東名とともに「東名、名神自動車道の機能強化のため、第二東名、第二名神自動車道の構想の具体化を図る」として構想に挙げられました。
1993(平成5)年の着工から15年。新名神の開通により、関ヶ原など豪雪地帯の迂回路となったほか、線形も名神より改良され、新たな大動脈としての役割を担い始めました。
とはいえ、当時は京滋バイパスからいったん名神に合流し、草津JCTから再分岐する形であったため、名神のボトルネックとなる区間では渋滞が発生。さらに三重県側では東名阪道の渋滞が課題となっていました。
このうち三重県側では、2016(平成28)年に四日市JCT~新四日市JCTが開通。さらに2019年に新四日市JCT~亀山西JCTが開通し、東名阪道を経由せずに伊勢湾岸道へ直結。東名阪道の交通量は開通後3割減少し、渋滞緩和の効果がみられました。
現在、新名神では、大津JCT~亀山西JCTで6車線化工事を実施中。残る未開通区間である大津~城陽~高槻の区間については、工事が難航。開通見込みは大津~城陽が2024年度、八幡京田辺~高槻間は2027年度と、工期延期が発表されています。
【了】
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