ロシア侵攻で世界唯一の「世界最大の航空機」破壊 「アントノフ An-225」 ウクライナ政府発表

どのような状態かは、アントノフ社から追って発表がありそうです。

重量は640t、多数のギネス記録も

 ウクライナ政府の公式Twitter/Facebookは日本時間2022年2月28日深夜、同国のアントノフ航空が運航する世界最大の航空機、アントノフAn-225「ムリヤ」が、ロシアからの軍事侵攻によって破壊されたと投稿しました。

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アントノフAn-225「ムリヤ」(画像:Transport Pixels[CC BY-SA〈https://bit.ly/2VvpNUU〉])。

 An-225「ムリヤ」は旧ソ連時代のウクライナ・アントノフカンパニーで製造された超巨大輸送機で、1988(昭和63)年に初飛行しました。世界で1機のみの型式となっており、平時はアントノフ航空で貨物機として運用されていました。

 An-225「ムリヤ」は最大離陸重量640tと重量ベースで”世界最大”の記録を保有するほか、240もの世界記録が認定されているとのこと。重さだけでなく、全長は84m、全幅は88.74mと大きさも規格外で、そのデザインも、片翼に3発ずつ計6発搭載したエンジン、32個の車輪をもつムカデのような脚など独特の形状を持ちます。この形状は、同機が当初、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を胴体の上に積んで空輸する目的で開発されたためです。

 政府の公式Twitterは「An-225は(ウクライナ首都)キエフ近郊のホストメル基地でロシア軍に破壊された」「私たちはこの機を復活させる」と投稿。一方でアントノフカンパニーの公式Twitterは「専門家の検査が完了するまで、An-225の現状が技術的にどのような状態なのかは発表できない」と投稿し、詳細は続報を待つよう呼びかけています。

【了】

【写真】どこから見ても規格外!いろんな角度から見る 「An-225」

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コメント

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2件のコメント

  1. アントノフは飛行機が好きな僕のイメージとしては
    世界に1機しか無くて、大きな白い羽根で世界中空港に降り立つ。正に、大きな白い羽根を持った、女神を世界各地へ降り立つイメージだったのに、非常に悲しい。今回の他国への戦争行為でその大きな白い羽根を持った女神を破壊した国には、その報いが訪れるだるう。

  2. これはひどい。涙が出る。あまりにもひどすぎる。再建のための募金があるならぜひ寄付したい。