懐かしの「アンカレッジ経由」まさかの復活? 航空ファン伝説の地 いま世界が再注目のワケ

日本から欧米に行く際の経由地として、長年使われてきた米アラスカ州の「アンカレッジ」。なぜこの地が有名になり、そして、近年名を聞かなくなったのでしょうか。2022年、この地が再度大きな注目を集めそうです。

アメリカ線、ヨーロッパ線では事情が違う?

 しかし、ハワイには一つ大きな課題がありました。燃料補給に関して、ハワイでは原油が埋蔵されておらず自給できないため、アメリカ本土から船で海上輸送しなければならなかったのです。そこで、アンカレッジがベストの経由地として選ばれるようになり、そこを経由し日本からアメリカの各都市へ就航するようになったのです。

 一方、日本~ヨーロッパ線のアンカレッジ経由は、航続距離の問題に加え、全く別の理由もありました。

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JALのダグラスDC-8。アンカレッジ経由時代の主力機のひとつだ(画像:JAL)。

 戦後長い間、日本と欧州をつなぐ空路は、ソビエト連邦(当時)の上空を通る「シベリアルート」が領空制限で飛べず、遠回りする形の迂回を余儀なくされていました。この“迂回ルート”、ヨーロッパ線ではおもに香港、バンコク、デリーなどを経由する「南回りルート」、そしてシベリアを避けつつ北極圏を通る「北回りルート」の手段を取ることができました。

 この北回りの経由地がアンカレッジで、同地で給油をしたのち、北極を通過して欧州へと向かっていたのです。日本の航空会社のシベリア・ルートの運航禁止は、1972(昭和47)年に一部解除、1989(平成元)年の冷戦終結後に、ルートの使用が許可され、本格的に開放されたのです。ただ、同ルートの通過には料金が必要だったため、この支払いを回避すべく、一部便は経由をしばらく続けました。また現在でも、貨物便などは燃料を多く搭載するよりも、積載容量の増やすことを重視し、アンカレッジ経由をする場合があります。

 なお、1990年代には、航続距離1万kmを超える飛行機も続々出現。これも“脱アンカレッジ”に拍車をかけました。

 さて、このような経緯で「アンカレッジ経由」は聞かなくなってしまったのですが、このアンカレッジ空港は、どのようなところなのでしょうか。

【地図】絶妙!アンカレッジ空港の場所&外航はJAL・ANAのみの2月のロシア上空

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コメント

1件のコメント

  1. 初めて乗った1986年9月の欧州便は、モスクワ経由だったけど、これは経由便だからシベリアルートとは異なるのでしょうか? 

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