「住みたい街」埼玉勢がついにトップ3へ 千葉から「おしゃれな店多い」伏兵も
埼玉のほかに千葉勢も大躍進 そのワケは
池本編集長によると「すべての年代、ライフステージで1位。県外からも人気が高くなっています。西口を中心に再開発が進み、さらに新高島地区を中心とした再開発も本格化していきます。また、YOKOHAMA AIR CABINの開通もありました」と話します。
埼玉県として初のTOP3入りした大宮は、各年代から支持を受けています。この理由について、大宮へ5路線が集結するほか、さらにそこから都内へ2方向アクセス可能となっている点、都内を含む周辺エリアから人口流入が進んでいる点のほか、駅の東西の再開発で「おしゃれな街」へと変貌しつつあり、ケーキやプリン、ようかんなどスイーツの支出が全国2位で、「スイーツの聖地」とも言われる街である点なども挙げられています。
さらに今年大躍進したのが千葉勢です。つくばエクスプレスと東武野田線が発着する流山おおたかの森駅をはじめ、船橋駅、柏駅などが過去最高位。2018年では半分以上が東京都内の駅であったのが、千葉県の駅の伸びが最大となっています。
その理由について、千葉県の人気駅は「『センスのいい店がある』という項目での評価が高く、都内の人気駅と同じ要素を持つ」ことがあるといいます。流山おおたかの森駅は30代女性や子育て世代、共働き夫婦からの支持を集めていますが、その理由は「生活上の用事を効率的に済ませることができる」「日常のものがひととおり揃う」などが多くなっています。SUUMOでの検索ユーザー数でも首都圏2位と人気で、流山市は市区別の人口増減数が全国1位に輝いています。
その他、茨城県内の駅も人気上昇。「近場の観光地」である鎌倉や川越も大きくランキングを伸ばす結果となりました。
なお、調査は2021年12月から2022年1月に、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県在住の20歳から49歳までの男女を対象に、インターネットを通じて実施。有効回答数は10000でした。
【了】
住みたいからといっておいそれと住めるとは限らない