話題の「クロネコ貨物機」にも好かれた! 「北九州空港」の強みとは? 供用までの経緯
2006年3月16日に開港しました。
九州唯一の24時間空港
2006(平成18)年3月16日は、現在の場所に北九州空港が開港した日です。この空港は陸域より3kmの海上人工島上に建設された「海上空港」です。旅客便の充実ぶりでは、同じ福岡県にある福岡空港に及ばないものの、「九州エリア唯一の24時間運用可能空港」として、開港以来その存在感を発揮しています。
北九州空港はかつて、現空港から約8km西にある陸地、小倉南区曽根北町に位置していました。ただ、滑走路長が1600mと短かったにもかかわらず「三方を山に、一方は曽根干潟に」(国土交通省九州地方整備局)といった立地から拡張が難しかったことや、周辺の市街化が進み、騒音の防止のため最大1日6往復12便と航空便運航が制限されていたことなどから、現在の位置へ新空港を移管することになったと記録されています。
北九州空港が現在の位置に移るとほぼ同時に、スターフライヤーが同空港を拠点として運航をスタート。同社では24時間空港という利点を活かし、深夜早朝便を運航しました。また、発着時間が当初の予定と変わりやすい国際航空貨物便の定期便も発着し、物流拠点としての顔を持つように。このほか、気象条件が安定しており、開港以来、高い就航率を維持していることもポイントだそうです。
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