「FR車」は何がいいのか マツダが新SUVに採用の後輪駆動 日本で少数派になったワケ

マツダが欧米で展開する新SUV、CX-60にFR(後輪駆動)を採用します。日本ではFF(前輪駆動)が主流になるなか、FRにはどのようなメリットがあるのでしょうか。実はマツダの挑戦と見ることもできます。

FF王国は日本だけ?

 そんな状況なのに、マツダがわざわざCX-60にFRを採用したことを不思議に思う人もいるかもしれませんが、「世界市場では、まだまだFRは大人気」ということが理由に挙げられます。

 実のところ、FFばかりになったのは、日本だけ。なぜかといえば、FFには「大馬力が苦手」という弱点があるのです。一方、FRは「大馬力が得意」です。

 その違いは、加速するときのクルマの姿勢を考えれば理解できるでしょう。クルマは加速の際、前上がり・後ろ下がりという姿勢になります。FFの場合、前輪が浮き上がると、結果的に前輪がスリップしやすくなります。一方、FRは後ろのタイヤに体重がかかり、力が逃げません。だから、欧米の大馬力のクルマは、みんなFRになっています。

 メルセデス・ベンツやBMW、キャデラックの大きくパワフルなモデルは、どれもFRか、FRを基本とした4WDとなっています。例外はポルシェの「911」くらいですが、それでもセダンのポルシェ「パナメーラ」はFRです。また、そんなFRセダンをベースとしている欧米の大型SUVも、当然、FRベースが主流。エンジン・ルームを覗けば、みなエンジンは縦向きに配置されています。

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FRもしくは4WDを採用しているフォードF150。全米販売ランキングで40年以上にわたり1位のピックアップトラック(画像:フォード)。

 また、アメリカは、ラダーフレーム(はしご状の車体フレーム。耐久性に定評がある)を使う巨大なピックアップトラックや、そのSUV版が数多く売れるという特殊な市場。過去何十年にわたって、乗用車よりもピックアップトラックの方が数多く売れているのです。そんなラダーフレームのクルマは、当然、エンジン縦置きのFRとなっています。

【FRらしさあるか】マツダCX-60 画像でじっくり見る

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コメント

4件のコメント

  1. 商用バンとか軽トラもFRじゃなかったっけ

  2. プロボックスなんかも今はFRですよ

    • 間違えた

      プロボックスもFFですよ

  3. スバルのシンメトリカルAWDも縦置きでは?

    OEMを除けばボクサー一本足打法のスバルこそ縦置き王国な気が。

    インプの2WD仕様がFRではなく縦置きFFなのは謎ですが。

    ポルシェ911は例外的にFRでないと書くと文脈的にFFと誤解を招きますよ。RRなので後輪駆動であり、大馬力を受け止めるなら後輪駆動のセオリーからは外れていません。

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