「まもレール」俳句大賞、入賞10句が決定 親の心情詠むものが多く

親子にとって改札とは…。

駅のポスターとして掲示

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駅の改札口のイメージ(画像:写真AC)。

 JR東日本や東京メトロなど4社局は、2021年12月から2022年2月にかけて、改札通過通知サービス「まもレール」に関連した俳句大賞を実施。計5809件の応募作品から、入賞10句が決定しました。

 最優秀賞は、東京都在住の36歳 しばたくさんの句です。

「親ごころ わかる頃には 子も親に」

 事務局の選評は以下の通りです。

「子どものころに言われた言葉が、親になった今、身に染みて分かる… きっと誰しも思い当たる節があり、親の愛情をこんなにも受けていたと、実感されたのだと思います。親への感謝と子どもへの接し方を考えるきっかけとなるような素晴らしい一句でした」

 優秀賞2句は以下の通りです。

「いってきます その瞬間から 待っています」(千葉県 36歳 ノブオさん)
「改札を 抜けて広がる 子の未来」(神奈川県 27歳 みどりさん)

 作品について事務局は、未就学の子どもから70歳以上の人まで幅広い世代から応募がありつつも、思春期の子どもを持つ親世代が多かったといいます。そのうえで「作品には、子育てに励む親の心情や、日頃なかなか口にできない子どもから親への感謝の気持ちなどが綴られた句が多く、ご応募いただいた方々の親子の絆が垣間見えました」としています。

 入賞作品10句は、東京(JR)、上野御徒町(東京都交通局)、飯田橋(東京メトロ)などの各駅にポスターとして掲出されます。

【了】

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