脱線した東北新幹線 16両のうち9両が線路に復帰 4月2日頃までに白石蔵王駅へ

3両の復帰のためにクレーンが投入されます。

20日から続けられている「線路へ戻す作業」

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脱線した東北新幹線の列車(画像:JR東日本)。

 JR東日本は2022年3月25日(金)、東北地方で3月16日夜に発生した地震により脱線した東北新幹線の車両について、撤去作業の進捗状況と今後の計画を発表しました。

 脱線したのは、福島~白石蔵王間を走行中だった「やまびこ223号」(東京発仙台行き)の1編成17両のうち16両。先頭から、赤いE6系電車が17号車~11号車まで(13号車のみ脱線せず)、その後ろに緑のH5系電車が10号車~1号車まで連結されていました。

 その脱線車両は、これまで、先頭側のE6系電車の7両すべてと、後ろのH5系電車の10号車~8号車までが、ジャッキにより線路に戻す作業を完了。その後、29日からクレーンを使用して7~5号車を線路に戻し、残り7両全ての載線作業が終わったあと、4月2日頃までに白石蔵王駅まで収容完了する予定です。

 なお、東北新幹線では、郡山~一ノ関間で運休中。土木構造物の損傷や電柱の折損、軌道の変位、駅設備の破損など大きな被害を受けており、復旧の予定はまだ立っていませんが、JR東日本は「4月20日前後の全線運転再開を目指す」としています。

【了】

【脱線した「やまびこ223号」の救出状況】

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