京王の「準特急」が運行開始した日 レア種別も今や過去 -2001.3.27

21年前の3月27日、京王線で新種別「準特急」の運転が始まりました。

特急と急行のいいとこ取りで誕生

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2022年3月に廃止された準特急(画像:写真AC)。

 2001(平成13)年の3月27日。京王線に「準特急」が走り始めました。

 デビュー当時、特急との違いは、分倍河原と北野に停車する点でした。「都心から調布以西への速達性」と「停車駅の多い急行の利便性」を兼ね備えた存在として、特急を補完するようなダイヤが組まれていました。

 2015(平成27)年9月のダイヤ改正で停車駅が追加され、笹塚と千歳烏山にも停車するように。明大前~調布をノンストップで駆け抜ける速達列車という性質から、都営新宿線からの列車や、快速・急行などの下位種別との接続を重視する性質へと変わっていきました。

 京王でしか見られない「レア種別」として人気だったこの準特急は、2022年3月12日のダイヤ改正で消滅。特急が準特急の停車駅を引き継ぐ形となりました(実質的に特急の停車駅増加)。

 ちなみに準特急という種別は、1950年代~60年代に、近鉄や小田急でも一時期使用されていました。どちらも「特急型車両ではないが速達性では特急と同等」という位置づけで「準」扱いになっていたようです。
 
【了】

【今や見られない「準特急」があった京王の思い出】

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