韓国軍 最新ステルス戦闘機F-35で「エレファントウォーク」実施 北朝鮮ICBMへ対抗
実施した空軍基地は不明。
約30機のF-35Aが滑走路を行進
韓国国防部(国防省)は2022年3月25日、韓国空軍基地においてF-35A戦闘機約30機による「エレファントウォーク」を実施したと発表しました。
「エレファントウォーク」は、多数機発進準備訓練と呼ばれるものの通称で、その名のとおり、象が集団で歩く様子に似ているところから名付けられました。
起源は、一説によると第2次世界大戦中の連合国軍の爆撃機部隊だそうで、その後、部隊の作戦能力を誇示したり、士気を向上させたりといった目的でアメリカ空軍で行われるようになったといいます。
実施した空軍基地はどこなのか明らかにされていないものの、国防部トップである徐旭(ソ ウク)長官の訪問に合わせて行われたそうで、前日24日に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が行った弾道ミサイルの発射を受けて実施したものだとしています。
徐 旭長官は「我が軍は、アメリカ軍が持つ核を含む大量破壊兵器(WMD)への対応システムと、韓米同盟が持つ抑止力拡大などの能力を統合することにより、北朝鮮の核とミサイル脅威の高まりを効果的に抑制し、対応している。北朝鮮のさらなる行動を抑止するため、完全な軍事態勢を維持する」とコメントしています。
【了】
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